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- 2024.03.17
暮らしに役立つ お風呂で発生する主な汚れと特徴(vol.1)
定期的に暮らしに役立つ情報をお客様にお届けできればと考え、発信しております。
今回は、皆様が毎日お使いになっているお風呂で発生する主な汚れの種類と特徴についてお伝えできればと思っております。
日頃、お手入れしていて汚れでお困りの方も多数いらっしゃるのではないでしょうか?今後のお手入れのご参考にして頂ければ幸いです。
汚れは、アルカリ性の汚れ、酸性の汚れの2つに分けられます。
アルカリ性の汚れには酸性洗剤を使い、酸性の汚れにはアルカリ性洗剤で汚れを落とすと効果的です。
ではそれぞれどのような汚れがあるか具体的に見てみましょう。
アルカリ性の汚れには、水垢、石鹸カス、錆があります。
酸性の汚れには、湯垢、皮脂汚れ、ピンク色のヌメリ、黒カビがあります。
今回はアルカリ性の汚れについての記事になります。
文章が長いので本当にご興味がある方のみお読み下さい。
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水垢
水垢は水道水中に含まれるカルシウムやマグネシウム、ケイ素等のミネラル分が残留し、白く固まってできる汚れです。ヌルヌルとザラつきがあり、曇ったようなくすんだ見た目をしております。鏡に付着する白くモヤモヤっと曇った汚れも水垢です。残った水分が蒸発するときに空気中の酸素や二酸化炭素等と結びついて白い固形物として現れます。
蛇口や鏡等の金属に付きやすいのが特徴です。中でも厄介なのが、鏡の成分と同じ成分を持つケイ素です。水道水のケイ素と鏡の成分のケイ素が結合しやすく、水垢になってしまうと結合しやすく落ちにくい性質があります。アルカリ性の汚れの為、酸性洗剤、もしくはクエン酸を使うのが効果的です。
ただし、金属製品に使用するときは、基本的には付け置きは厳禁です。酸によりステンレスが焼ける場合がありますので、使用の際には、すぐに洗い流すなどして十分に気を付けて作業にあたって下さい。使用後は、洗剤残りがないようにしっかりと水で洗い流しましょう。また、酸性洗剤を使うときに塩素系の洗剤や漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生します。酸性の洗剤と塩素系のものは絶対に一緒に使わないように注意しましょう。
鏡は水滴を残すと鱗状の水垢が固着して落とすことが困難になるので、上がる前に水切り等で水を除去すると綺麗な状態が長持ちしますので、是非試してみて下さい。
どうしても鏡の鱗が気になる方や取り切れないというお悩みがございましたらクリーンくれんずにお任せ下さい。弊社では、浴室のオプションに鏡研磨がございますので、そちらをご利用下さい。
ただし、曇り止め加工された鏡は研磨することができないので、ご注意いただきたいです。また、硬い粒子の入った物を使用しますので、光の加減により細かい磨き跡が残ってしまう可能性がございます。鏡が真っ白で見えなくなっている方にお勧めしております。
清掃後はお客様から「視界がクリアになって作業してもらって良かった」とほとんどの方が満足いただけております。気になる方は是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
石鹸カス
石鹸カスには2種類あります。
石鹸カスは水回りにできる「金属石鹸」と浴室の床等にできる「酸性石鹸」の2種類があります。
石鹸に含まれる油分と水道水のミネラル分が混ざったものが金属石鹸です。金属石鹸は白い鱗状になり、水だけで落とすことはできず、クエン酸等酸性洗剤で落とします。
酸性石鹸は、石鹸成分と皮脂汚れが混ざってできており、べたつきや黒ずみの原因になります。こちらは酸性なので、重曹等アルカリ性洗剤で中和させて落とします。
石鹸カスは白くてザラザラとした汚れです。体を洗う際に飛び散った石鹸と、水中のマグネシウムやカルシウム等のミネラル分が反応して発生します。水と違ってミネラル分は蒸発しない為、浴室内に残りやすく、石鹸カスとなって壁やプラスチック製の椅子に付着しやすいのが特徴です。石鹸カスは放置していると落としづらくなります。また、カビが好む為、早めに汚れを取り除くことが大切です。石鹸カスには基本的には酸性洗剤が効果的です。
石鹸カスが軽度の汚れであれば、洗剤を使い分けて掃除するだけで簡単に落とせますが、石鹸カスを放置した場合、金属石鹸と酸性石鹸の汚れが混ざりあって蓄積し、複雑な混合汚れになってしまいます。混合汚れになってしまった場合はそう簡単に落とせないので、面倒になり、つい汚れを放置しがちになりますので、これが悪循環となります。石鹸カスが排水口に蓄積すると半固形化となり、流れが悪くなり、詰まらせる原因にもなりかねないので、放置せず定期的にお手入れすることをお勧めいたします。
なお、2種類の汚れが混在しているときは、酸性とアルカリ性の洗剤を同時使わずに別々に使用して下さい。必ずよく水で流してからそれぞれの洗剤を使い分けてください。混ざると効果が薄れてしまいます。ワンポイントアドバイスとしては、沢山の泡を立てて使うと石鹸カスはできにくくなるので、シャンプーやボディソープを使うときは、良く泡立ててから使用して下さい。
錆
錆とは、金属が酸素や水と化学反応を起こし、引き起こされる腐食のことをいいます。
浴槽は、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)、木製、ステンレス、人造大理石、ホーロー等錆びにくい素材です。また、床素材もセラミックや石等で同様に錆が起こりにくくなっています。
もらい錆とは、錆が付着している製品や器具から発生するのではなく、他の金属製品から移ってしまう現象です。錆が移ってしまうことからもらい錆と呼ばれています。
もらい錆は早い段階であれば表面上に付着しているだけなので、簡単に落とすことができます。しかし、時間が経つと錆が侵食して落としにくくなる為、見つけた場合には、すぐに対処する必要があります。
当たり前のことですが、錆びやすいものは浴室に置かない、持ち込まないことで外部的な錆は防ぐことができるので気を付けましょう。例を挙げるとよく耳にするのが、ヘアピンや髭剃りの刃をうっかり置き忘れてしまった場合に発生しているケースが多いので、こちらは気を付けましょう。
また、内部的な錆ですと、貯水タンクや水道管から鉄分が流出して浴槽表面に固着し、空気中の酸素によって酸化して赤茶色になったものがもらい錆と言われている現象です。一般的には、断水や水道工事後に発生しやすくなります。浴槽内の底に赤茶色の斑点がポツポツと染まってしまっているものがこのケースにあたります。防止策としては鉄分の除去が必要な為、水道の蛇口にフィルターやガーゼを取り付けることで内部的な錆もある程度防ぐことができます。
もし万が一錆が移ってしまった場合の落とし方は、傷つく可能性があるのであまりお勧めは致しませんが、浴室用洗剤では除去が難しい場合には、浴室用クリームクレンザーをご使用下さい。FRPや人工大理石等浴槽が樹脂系の素材の場合は、柔らかく傷つきやすいので力を入れず優しく触るようご注意下さい。また、浴室用クレンザーには、ご使用いただけない浴槽もございます。使用できる浴槽の材質はタイル、FRP、ホーロー等、使用できない浴槽の材質はステンレス等金属材質です。
浴室用クリームクレンザーで回復できない場合には、衣料用の還元系漂白剤を使用して酸化した鉄分を還元して落としやすくする方法もあります。ただし、クレンザーや漂白剤の使用は、浴槽を傷める可能性もありますので、作業前にご使用の浴槽メーカーへご相談されることをお勧めいたします。そして、使用する場合は、逆に作業前よりも目立つ可能性、リスクがあることを承知したうえで作業をして下さい。
ここまでお読みいただきありがとうございます。嬉しいです。
日頃のお掃除にお役立て下さい。
続きはお風呂で発生する主な汚れと特徴(vol.2)でお伝えいたします。
札幌のハウスクリーニングのことならクリーンくれんずにお任せ下さい。